工事をする場合、建物を解体したり建築したりする工事を施行するのに必要な「仮設工事費」という費用もかかります。
このページでは仮設工事費はどのようなことにかかる費用なのかご説明していきます。
「仮設工事費」とは?
仮設工事とは、工事完了後に形に表れないけれど、建物を解体したり建築したりする工事を施行するのに必要な工事です。
この仮設工事にかかる費用が「仮設工事費」です。
仮設工事費の内容
仮設工事費にはどのような作業が含まれているのかご紹介します。
足場
足場は、2m以上の高所で作業をするために設ける、作業用の台です。
マンションやビルなどに設置する足場はとくに大がかりな足場になるため、専門の業者が設置から撤収まで行うことになります。
養生
養生は、シートやボードを取りつける作業のことです。
資材や設備を搬入したり搬出したりする時に、通路やエレベーターといったビルの共用部などを保護するために行います。
墨出し
墨出しは、設計士が作成した図面をもとに、工事をする現場で床・壁・天井などに、実寸で線を書いていく作業です。
工事の基礎となる作業であるため、最も重要な作業になります。
清掃と片付け
工事を日スムーズに進めるために、現場で行われます。
毎日現場で発生する廃材やゴミを掃除したり、資材や設備を片付けたりします。
清掃と片付けは工事をスムーズに進めるために大切な作業です。
廃材の処分
現場で発生する資材や梱包材などのゴミを処分します。
工事で発生したゴミは、産業廃棄物として処理場まで運んで捨てることになります。
廃材の処分費用だけでなく運搬費用も含まれています。
資材運搬
資材を現場の場所まで運搬する作業です。
費用は現場の状況や資材の運搬量によって異なり、高層階でエレベーターが使用できないような場合には高額になります。
仮囲い
仮囲いは、防犯などの理由から、工事現場が外から見えないように囲う柵を設置する作業のことです。
仮設トイレ
工事関係者が工事期間中に現場で利用するためのトイレを設置することになります。
仮設電気
工事期間中の電気の引き込みなど、一時的に使用する電気のことです。
仮設水道
工事期間中の水道管の引き込みなど、一時的に使用する水道のことです。
警備
工事の内容によっては、安全のために警備員や誘導員の配置が必要になる場合があります。警備員や誘導員を配置する場合にはこの費用もかかります。
まとめ
このページでは仮設工事費とはどのようなことにかかる費用なのかご説明しました。
仮設工事費は、建物を解体したり建築したりする上で必要になるため、工事をする際は仮設工事費についても確認しておきましょう。