解体工事を行った後や建物を建設する前などには「整地」が行われ、これにかかる費用を「整地費」といいます。
このページでは「整地費」について、計算方法や安く済ませる方法などをご紹介していきます。
「整地費」とは?
「整地費」とは、建物を解体した後、重機などで土地を平らにしてきれいに整える「整地作業」をするのにかかる費用のことです。
整地は、解体工事を行った後や、建物を建設する前などに行います。
住宅の新築などでは、ほとんどの場合に整地が行われます。
自然な状態のままである土地には凸凹や傾斜があります。
建物を建設する場合、凸凹や傾斜のある土地だと、そのままでは建設できません。
そのため土地を売却したい場合も、整地をしてきれいにしておかないと土地の買い手がつきにくくなってしまいます。
そのため、凸凹や傾斜をなくして平らにする整地が必要になります。
整地作業の仕上がりは工事内容や業者によって異なります。
「ガラ」と呼ばれる塊を残す整地を行う業者もあれば、石一つ残さないような丁寧な整地をする業者もあります。
このように整地作業の仕上がりは工事内容や業者によって異なるため、どのように整地を行うのか事前に確認しておきましょう。
整地費の計算方法
整地費の計算方法をご紹介します。
整地費の計算方法は下記のような計算式で求めることができます。
整地費用=土地の総面積×単価
整地ではほとんど場合、土地全体に対して整地作業をすることになるため、土地の総面積に単価をかけます。
整地費を安くする方法
整地費を安く済ませる方法をご紹介します。
土地はよく確認してから購入する
これから土地を購入する予定という場合は、土地をよく確認してから購入しましょう。
高低差の激しい土地などはその分整地費が高額になるため、なるべく平らな土地を購入するのがおすすめです。
自分で整地をしてくれる業者を探す
建築業者は整地を自分たちで行わずに別の業者へ依頼する場合が多く、費用の中に整地を依頼する際の手数料が含まれてしまいます。
建築業者が整地を行わない場合は、自分で整地をしてくれる業者を探すことで、手数料を節できます。
建設時期を考えて節税する
土地を所有していると固定資産税がかかりますが、固定資産税は住宅がある土地については税額が安くなります。
固定資産税は1月1日時点の土地の状況で決まるため、整地しても次の年の1月1日までに住宅を建設すれば、固定資産税特例が安く済みます。
まとめ
解体工事を行った後や、建物を建設する前などには「整地」が行われます。
整地費は工夫すると安く済ませることができます。
ぜひこのページでご紹介した方法を実践してみてください。